
外窓の内側にもう一つ窓を設けると、二つの窓とその間の空気層が音の出入りを抑える働きをします。特に既存窓の気密性が低く、窓から音が入りやすい住宅では改善を期待できます。一方、低く響く走行音や振動、換気口・壁・屋根から伝わる音は、窓だけでは残る場合があります。
最初に確認する4つのこと
1. どの音が一番気になるか
電車の走行音、踏切、車のタイヤ音、大型車の低い音、サイレン、人の声などを分けます。音によって対策の効き方が異なります。
2. どの時間・部屋で困るか
就寝中、在宅勤務中、テレビ視聴中など、改善したい場面を決めます。寝室とリビングでは優先する窓が変わります。
3. 窓を押さえると音が変わるか
既存窓をきちんと施錠し、窓の近くと部屋中央で聞こえ方を比べます。隙間風がある場合は、音も通りやすい可能性があります。
4. 窓以外の入口がないか
換気口、レンジフード、玄関ドア、壁、天井からも音は伝わります。窓だけに近づいたときに音が強くなるか確認します。
内窓の効果を左右するポイント
- 気密性:窓を二重にし、空気が出入りする隙間を少なくすることが重要です。
- 窓と窓の間隔:外窓と内窓の間に十分な空間を確保できるかを確認します。
- ガラスの組み合わせ:音の種類、窓サイズ、重量、断熱目的も含めて選びます。高価なガラスがすべての音に同じように効くわけではありません。
- 同じ部屋の窓:一つだけ対策しても、別の窓や勝手口から音が入る場合があります。
- 取付精度:枠の寸法、歪み、干渉を確認し、隙間なく納める必要があります。
失敗しやすい選び方
ガラスだけで決める
ガラスは重要ですが、隙間、枠、窓間隔、ほかの音の入口を見ないと期待した結果にならないことがあります。
一番うるさい瞬間だけで判断する
通過時間、頻度、音の種類を記録すると、優先する部屋と必要な対策を説明しやすくなります。
補助金対象だけで仕様を決める
断熱性能の条件を満たす製品でも、防音の目的に対して最適とは限りません。断熱と防音の両方を整理します。
相談前にあると分かりやすい情報
- 音が気になる部屋と窓の写真
- 電車・車・人の声など、主な音の種類
- 一番困る時間帯と頻度
- 窓の数、形、開き方、窓枠の奥行き
- 換気口、エアコン穴、玄関との位置関係
騒音の種類と窓の状態から、対策範囲を整理します
窓の写真と、いつ・どんな音に困っているかをお知らせください。内窓で改善を期待できる部分と、別の確認が必要な部分を分けます。
窓の防音について相談する※防音効果は窓仕様、施工、音域、建物構造、音の侵入経路によって異なります。現地での聞こえ方や測定値を保証するものではありません。




