建築への想い 建築家 河津 守

建築への思い ~ものづくりと自然素材~

15歳から建築業に携わって25年、それでも毎日が勉強の日々!やりがいのある仕事です。

こだわり続けること!
私達がなぜ構造と工法にこだわるのか、なぜ素材にこだわるのか、
正直言ってどれだけの人がこだわりを持って仕事をしているのか?
僕が思うに、本当にこだわって仕事に携わっている人は100人に1人もいない。
同業者の方と話をしていても、ほとんどの人は深く勉強をしていない。
なぜなら、ほとんどの人は建築をすることに対して、金儲けの考えが先にたっているからだと思う。
会社と社員と家族を背負っている経営者であれば仕方がないことなのだが。
では、なぜ僕は建築のこだわりを語れるのか…
それは経験があるからこそだと思う。
僕は15歳の時から建築しかやったことがない。
他にお客様に貢献できることが何もない。
だからこそ中途半端な人が建築屋の看板を掲げているのを見るのが本当に嫌だ。

僕は職人(小僧)時代、本当に良い親方に恵まれた。
「仕事を教わろうと思うな、仕事は見て覚えろ」
「お前、自分の家でもそうやるのか」
と、普段厳しいことばかり言われていたが、本当にいい経験をさせてもらった。
必死で覚える環境を作った。
「自分の家だと思って作れ」
「自分が使うんだったら“一番これが使いやすい”と思うものを作れ」
叱られながらも確実に技術が上がり、何よりも設計力が現場の施工を通して身についた。
そして、21歳になって独立を意識したとき、あることに気づいた。
それは、良い職人の大半が元請け会社から仕事を貰うが、下請けとしてしかやっていけないことの事実。
そのとき、凄くもどかしい思いが込み上げた。
実際にお客様を喜こばせるのは、良い職人と良い設計者がそろって初めてできることなのに・・・・
でも現実は違う。
全てとは言わないが、当時本物志向の業者は本当に少なかった。
表面だけきれいに仕上げてお客様には事実を告げない元請け!
本当はいいものを作りたい、頭では分かっているけど自分を押し殺している下請け(職人達)!
元請けで会社を興さなきゃ意味がない、良い職人達は皆腐ってしまう。
そんなもどかしさから、技術屋として一人前になるために、一から元請けの勉強をしに某住宅会社に修行をしに行った。
そこでの業務は主に営業と設計、現場監理と現場作業など何でもこなした。
5年間、自信がつくまでいい経験をさせてもらった。
しかし気がつけば、いつの間にか営業マン。
「営業マンにはなりたくない、自分は技術屋だ!一人の建築屋として理想を貫きたい!」
年月が経てば経つほど自分の建築への思いはより強くなった。
そして平成11年に独立。

僕は独立してからも仲間で現場をこなしていた。
いつからか現場でいつも具合が悪くなるようになった。
吐き気と頭痛と喉の痛み…目も開けられないほど痛く、いつも涙が出ていた。
シックハウス症候群。正直いって最初は分からなかった。
特に症状が出るのは、マンションの改装工事をしているときだった。
丸ノコでベニヤ等を切ると、もう部屋にはいられなくなる。
あとは比較的築年数の浅い新建材の2×4の家。辛くてしょうがない。
病状に気づいたときにはもう遅く、世の中には僕のように気づかないうちに発症している人が多い。
原因は様々、合板に使われている接着剤、集成材の梁や柱に使われている接着剤、現場で使用する接着剤、化学系塗料もある。
自然塗料だと言っても安心はできない。
化学物質過敏症の人にとっては、木から出る化学物質でも受けつけないほど。
さらに、集成材の構造材を使うのは理解できない。
接着剤強度の耐久年数が終わったら家はそれで終わり。
結局コスト優先、見た目重視の家は体の健康を損なうだけでなく、
建て替えるのが前提の家になってしまう。
果たして次の世代で建替えできるのか…
未来のことは分からないけど、分かっていることなら最初から防ぐことはできる。
現在よりも未来に何を残していけるのか考えるべきだと思う。

構造・工法にこだわり家を建てるには、今までの経験と知識がものを言う。
昔の家はよくできている。今のほとんどの建築屋は、住む人の健康と将来は全く考えちゃいない。
考えてるふりだけだ。
コンセプトがしっかりしてない会社はよその会社の真似ばかり。
所詮、真似は真似。見えないところまでは真似できない。
そんな家は持っても20~30年、安く建てても早く建て替えるのでは結局高い買い物になってしまう。
仮に、いい家を建てたとしてもコストが高くなってしまうのでは意味がない。
結局その負担は、お客様が持つことになるから。
次世代の子供達にとって、家という思い出を全て壊すのでは寂しすぎる。
いや、それ以前に本当の家の良さを知らないまま大人になっていくんだと思う。
高くていいのは当たり前!本当に良いことは、いいものを安く提供することだと思う。
その努力はいくらでもできる。答えがあるのだからそこに向かって努力をすればいい。
ないものは作る、建築屋はものづくりの集団なんだから。
考えることを怠ける人は建築屋を語るべきではない。
素材にこだわることは人が健康であるために、家そのものが健康でなければいけない。
見えるところだけ自然素材を使っても何の意味もない。
安易な建築屋が多すぎる、自然素材を使ったから健康、自然素材を使ったから長持ちするなんてのは大間違い。
構造材、下地材、仕上材の適材適所を正しく理解しなくてはいけない。
だからこそ建築屋は勉強しなくてはいけないと思う。
できればお客様も一生に一度の買い物と言うのであれば本当に勉強をして欲しい。
そうすれば間違った家づくりを限りなく減らすことができる。 SOUKENのお客様はシックハウス症候群や化学物質過敏症の方、アレルギーを持っている方などが非常に多い。
だからこそいつも真剣に取り組まなくてはならない。
はっきり言って、志のない建築屋とはプレッシャーが違う。

建築にこだわり、素材にこだわり、人にこだわる。
そして人生にこだわる。


これからも頑張ります。

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